こんばんは。
カナダで現役バーテンダーを15年している山田です。
次のうち1つでも当てはまる方はぜひ続きを読んでください。
- お酒を一口しか飲んでないのに顔が真っ赤になって恥ずかしい
- 飲めないことでもう見下されたくない
- お酒に弱くて、すぐ頭が痛くなったり吐き気がして酒の席が苦痛で仕方ない
- 飲んで顔が赤くなる事をからかわれたくない
- 飲みだすと顔がゆでタコのように真っ赤になって笑われる
- お酒があまり飲めないから飲み会でいつもからかわれて、だんだん嫌気がさしている
お酒の席って、楽しい時間を過ごすためのものですよね?
それが苦痛の時間になっているつらさ、私も過ごしてきたから身に染みてわかります。
海外だと特にアジア人は他国の人種と比べると体質上赤くなりやすいので、向こうに悪気はなかったのでしょうが随分とからかわれました。
でも今は、自分に合っためちゃくちゃ簡単な方法を試したおかげで、全くバカにされることなく国際交流しながらお酒の席をかなり楽しんでいます。
同じ悩みをもっている方の解決の糸口になればと思ってこの記事を書きました。
こんな方におすすめ
- お酒に強くなりたい
- お酒を飲んで顔/体が赤くなるのを防ぎたい
- もう少しだけお酒を飲めるようになりたい
元・ゆでタコバーデンダーの私が試した方法を全てお伝えしますので、出来そうな方法から実践して自分に合った方法を見つけて下さいね。
お酒に弱い&顔が赤くなる理由
そもそも、どうしてお酒に弱かったり顔が赤くなるのか知っていますか?


私も実際そう思っていました。でも、本当の理由は意外と知りませんよね。
実はこの仕組みを理解することがあなたの悩み解決の近道になります。
酒に弱い/赤くなる理由
- お酒を飲む→アルコール消化のため肝臓へ
- 肝臓でアルコール分解中に毒素アセトアルデヒド発生
- 毒素分解酵素『アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)』の働きが悪い→酒に弱い/顔が赤くなる
そもそもの原因は、アルコール分解中に発生するアセトアルデヒドという毒素の仕業です。
この毒素が分解されず、血液にのって体内を巡ることで血管が拡張されて顔が赤くなります。
ココに注意
毛細血管への反応には個人差があるので、みんなが赤くなるわけではありません。
また、このアセトアルデヒド毒素によって頭痛や吐き気、めまいなどの二日酔い症状も引き起こされます。
理屈で考えると、アセトアルデヒドさえきちんと分解されて血液中を巡らなければ症状が出ないということですよね。
肝機能の低下に注意
お酒に弱かったり顔が赤くなる理由はアセトアルデヒドとお伝えしましたが、そもそもアルコールを分解している肝臓が健康でないといけません。
肝機能が正常に働いていないと、アセトアルデヒドを分解する酵素の分泌量に影響します。
年齢・ストレス・飲み過ぎや疲労で体調が優れない時や薬を飲んでいる時、女性でしたら生理中で調子が悪い時などは、肝機能が低下している場合があるので注意してください。
さらに詳しく
疲れている時に飲むと酔いが回るのが早いのはこのせいです。
今まで大丈夫だったのに急に飲めなくなったり赤くなることも?
肝機能が低下すると、今までは顔が赤くならずに飲めていたのに、急に症状がでたり飲めなくなってしまう場合があります。
頻繫な飲酒や年齢による疲れなどが肝臓に溜まっている場合もあるので、なるべく肝臓を労わってあげ、代謝を上げることで元に戻るはずです。
日によって赤くなる日とならない日がある?
日々生活していると、毎日同じ体調ということはないですよね。
残業や課題で疲れていたり、イライラが溜まっている日もあるでしょう。
そんなあなたの体調によって肝臓の働きも変わってくるため、日によって赤くなったりならなかったりします。
日ごろから肝機能を高める食品を摂るようにして、体調が万全の時に飲むようにすれば赤くなる確率が下がります。
飲んで赤くなるとニキビが目立つのはなぜ?
アルコールは血行を促進するので、体中の血の巡りが活発になります。
ニキビは炎症が起こる事によってできるので、血行促進によってまだ炎症のあるニキビが悪化し目立ってしまうのが原因です。
さらに飲酒をすると油分が過剰生成されるので、新しいニキビもできやすくなりますので注意してください。
顔が赤くなる場所ごとの原因
お酒を飲んで顔が赤くなる場所ごとに原因が違う場合があります。
まだらに赤くなる
腕やお腹、足など体に赤い斑点がでてまだら模様になる方は、アルコールを分解して発生する毒素アセトアルデヒドが体内を巡って毛細血管が広がっています。
体内に毒素が回っているということは、アルコールの分解がスムーズに行われていない証拠です。
アルコール分解をメインに行う臓器である肝臓の機能を高めることで、まだら模様になるのを予防しましょう。
赤みが引かなかったりひどい場合は肝機能に問題のある場合があるので、念のため医療機関を受信してください。
全身が赤くなる
たった一口飲んだだけで全身が赤くなる方は、遺伝子的にアルコールを分解する能力がかなり低いです。
全く飲めないわけではありませんが、比較的にお酒には弱い方が多いと思います。
体内に分解しきれないアルコールが一気に流れ込んできたのが原因なので、なるべく水を沢山飲んだりアルコールの吸収を緩やかにする食品を飲酒前にするなど工夫が必要です。
速やかに体内からアルコールを排出できるようにする手伝いを心がけてください。
鼻・ほほ・顎・額が赤くなる
お酒を飲んで上記の部位が赤くなって、酔いが覚めれば消えるという方はまだらに赤くなる方と同じで肝機能の低下が原因です。
ただ、症状がおさまらずにヒリヒリしたり火照りを感じる、またはブツブツとした皮膚の盛り上がりもある場合は酒さ(酒焼け)という病気を疑いましょう。

毛細血管が広がって血流量が増えることで症状が現れるので、飲酒が原因のように思いますが、他にも辛い物や刺激物の摂取・カフェインの過剰摂取・紫外線を長時間浴びる・喫煙などが原因の場合もあります。
この症状が続く場合は、皮膚科を受診してくださいね。
男と女で差はあるのか
性別の違いによる差は、やはり生物学的に小さい女性の方が影響を受けます。
理由はアルコール分解を行う肝臓の大きさが、身体のサイズに応じて小さいからです。
だからといって、全ての女性がお酒に弱く顔が赤くなるということではありません。
アルコール分解をする酵素の働きには遺伝子が大きく関係しています。
なので、アルコール分解を行うのが活発な遺伝子を持っている女性はお酒にも強く、赤くなりにくいと言えます。
アルコールアレルギー(アルコール過敏性)に注意
一口飲んですぐ真っ赤になる人は、そもそもアルコールを分解する酵素が働いていない可能性があります。
個人によって酵素の働き具合が違うので一概には言えませんが、アルコールアレルギー(アルコール過敏性)という可能性も視野に入れましょう。
通常のアレルギーは体の免疫が過剰に反応することで起るのですが、このアルコールアレルギーは体内でアルコールが分解できないことで身体が反応します。
なので、どんな種類のお酒でもアルコールが含まれているのであれば反応します。

アレルギー症状が出るか出ないかは、お酒を飲んだ日の体調による場合もあります。
なので、お酒に弱かったり少し飲めるという人でもアルコールアレルギーの可能性があるのです。
ただ、アルコール分解酵素を持っていない人は体調に関係なく症状がでます。
呼吸困難や蕁麻疹など危険な症状が出る場合もあるので注意してください。
アレルギーになる原因は、遺伝子が関係しているので生まれつきの場合がほとんどです。
ただ、ストレスや何らかの原因で急にアレルギーになる場合もあります。
その場合は、原因を突き止めれば治せる可能性がありますが困難な場合が多いです。
自分がアルコールアレルギーかどうかを調べる方法は、アルコールパッチテストか遺伝子検査の2つです。
費用は市販パッチテストは1000円程で、遺伝子検査だと5000円前後で、医療機関だとピンキリですが5000円程となります。
アルコールパッチテストの方法
アルコールパッチテストは市販のテストキットを購入してもいいですし、自宅でも簡単にできます。
自宅でする場合は、コットンなどに消毒用アルコールを含ませて二の腕の内側(紫外線に当たらない繊細な部位)にテープで貼り付けます。
10分程してからコットンをはがし、赤くなっていればアルコールアレルギーの可能性があります。

遺伝子的に皮膚が赤く反応しにくい方も稀にいるので、確実に自分のアルコール体質を知りたい方は遺伝子検査がいいでしょう。
お酒に強くなる&顔が赤くならない方法
理屈がわかれば対処法がうかびますよね。
基本は肝臓の働きを高めて、早くお酒が分解されるようにします。
飲酒前に心がける事4つ
ポイント
- 体調を整える
- 代謝を上げておく
- アルコール吸収を緩やかにする食品を食べる
- 肝臓の働きをサポートしてくれるサプリを摂取
お酒の席が始まる前に出来る事は以上の4つです。
1.体調を整える
まず、体調を整えておくためにも日ごろから規則正しい生活を心がけましょう。
バランスのよい食事を摂るのも大切です。

2.代謝を上げておく
次に、飲み会前に適度に体を動かして代謝を高めておきましょう。代謝が上がればアルコールの排出も早くなります。
ココに注意
汗をかくような激しい運動は逆に危険です。
例えば、飲み会の会場まで近ければ駅から歩いてみたりエレベーターを使わないなど無理のない範囲で出来る運動です。
3.アルコール吸収を緩やかにする食品を食べる
かなり大切な事ですが、空腹では絶対に飲まないこと。
空きっ腹にアルコールを飲むと、強い人でもすぐに酔いが回りますので、この悩みを解決したいのであれば絶対に避けてください。
おすすめの食べ物としては、アルコール吸収を緩やかにすると言われている食品を摂りましょう。
4.肝臓の働きをサポートしてくれるサプリや漢方を摂取
3つ目は、飲む前に肝臓の働きを高めると言われているサプリや漢方を摂ります。
サプリや漢方は体に合う合わないがあるので、どれが1番自分にピッタリなのか見つける必要があります。
初めての方は安い物から試してみればいいと思いますよ。
スパリブ
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3粒3袋(3回分)が540円(税込み)で手が出しやすいのと、ファミリーマートやマツキヨなどで購入できるのがいいです。
飲み会へ行く前に、コンビニに立ち寄って飲めるという手軽さも魅力の1つです。
ただ、コンビニで買うと割高になるので公式サイトから購入すると安く手に入ります。
お得に手に入れたい方は、ぜひ公式サイトで。
爽朝宣言しじみにんにく卵黄
1日約54円で続けやすいのがおすすめの理由です。
サプリは継続する事が大事なので、値段的に負担にならないサプリを選ぶというのは大切です。
エイトマジック
肝臓の働きを高める有効成分が数種類入っていて、配合量が載っているのがおすすめの理由です。
例えばオルニチン600mg・クルクミンC3コンプレックス300mg・シトルリン800mg・アルギニン600mgなど。
1袋180錠入りで1回6~8錠摂ります。約23日間で6000円(税別)なのでサプリとしては平均的な値段です。
今だけ初回限定で1000円オフなので、試してみたい方はチャンスです。
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
飲むと火照りやすい人に効果的な漢方で、体の熱や炎症を抑えてくれます。
アルコールによる胃の炎症も抑えてくれるので、胃のムカムカにも効果的です。
体の熱を冷ますため、冷え性の人は少し注意が必要です。
五苓散(ゴレイサン)
飲むとむくみやすい人に効果的な漢方で、体内の余分な水分を排出します。
体の水分代謝が促されるので、アルコール毒素を早く体内から追い出してくれます。
二日酔いの症状であるむくみ・口の渇き・下痢・嘔吐・排尿困難などの症状改善が期待できます。
飲酒中に心がける事4つ
ポイント
- お酒の合間に水分をとる
- 自分のペースで飲む
- 酔いが回りにくいお酒を注文する
- お酒と相性のいいおつまみを一緒にとる
飲み会が始まってから心がける事は以上の4つです。
1.お酒の合間に水分をとる
まず、お酒の合間に必ず水分摂取は必須です。
水分補給をすることで排尿を促して、体内からアルコールを早く排出する手助けをします。
アルコール自体に利尿作用もあるので、もともとトイレが近くなるからいらないのではと思った方!
ダメですよ。
トイレに行くと当然体内の水分が出ていってしまうので、水分不足で代謝が落ちてしまいます。
なので、より一層水分補給が大事なのです。
2.自分のペースで飲む
次に大事なのは、自分のペースで飲むことです。
周りのノリに合わせるのもいいですが、自分のペース配分はしっかりとコントロールしましょう。
さらに詳しく
飲むペースが早くなる=酔いが回ってきている証拠です。ペース配分の目安にしてください。
3.酔いが回りにくいお酒を注文する
3つ目は、お酒が回りに飲み物を注文すること。
自分が弱いと分かっているのに、ウイスキーをストレートで注文し続ければどうなるか分かりますよね?
なので、長丁場の飲み会なのであれば酔いが回りにくいお酒を注文するのが賢い選択です。
肝臓の機能を高めるクエン酸が入ったシトラス系の飲み物は居酒屋でもどこでもあるので注文しやすいでしょう。
どんなお酒が酔いが回りにくいか知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
4.お酒と相性のいいおつまみを一緒にとる
最後は、お酒と相性のいいおつまみを食べましょう。
事前になにか食べていたとしても、アルコールを飲みだすと小腹がすくものです。
お酒とすごく合うのでつい塩分の高いコッテリとした揚げ物など食べたくなりますが、ほどほどにしておきましょうね。
おすすめとしては、タコのカルパッチョ、イカやタコの刺身(ケン←大根も食べるとなおいいですよ)、たこわさもいいですね。
さらに詳しく
イカやタコには肝機能を高め、胆汁生成に役立つタウリンが含まれています。カルパッチョのオリーブオイルはゆっくり消化されるのでアルコール吸収を遅くします。
もっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
女性の方ならメイクでカバーもあり
お酒を飲むと分かっている日のメイクは、少し工夫するだけで随分と変わりますよ。
ベースメーク
赤みを抑えるイエロー系のファンデーションや、下地にグリーン系のカラーベースを使うと地肌の赤みを抑えられます。
アルコールは皮脂の分泌を活発にするので、化粧が崩れやすくなります。
なので、パウダーファンデーションよりも密着力の強いリキッド、または保湿力のあるクリーム系ファンデーションがいいですね。
肌につける時は、必ず専用スポンジを使用して余分なファンデーションを肌に残さないように注意します。

最後は、お粉をしっかりとはたきます。
化粧崩れの原因になる毛穴にしっかりお粉をのせたいので、ブラシ推奨です。
ブラシと肌が直角になるようにし、ブラシの毛先が肌と触れるかどうかという所でやさしくクルクルとブラシを動かして顔全体に粉をのせます。
ポイントメイク
チークは、基本は入れません。
頬が紅潮して自然と赤みがでてくるので、あえてチークを入れる必要はないです。
どうしてもという方は、ベージュ系かオレンジ系チークを薄っすらと入れましょう。
マスカラやアイライナーは、必ず皮脂に強いウォータープルーフにしてパンダを防止します。
化粧直し
飲み会が始まる前に化粧直しが出来る人は、ミストなどでベースメイクのお直しをします。
しっかりとミストを噴射し、ティッシュオフします。
ミストを使うと酸化皮脂がティッシュでとれるので、一石二鳥です。
しっかりとティッシュオフしたら、プレストパウダーで肌をサラサラにします。
プレストじゃなくてパウダーファンデーションを使いたい方は、さらにカバー力がアップするという事を忘れないでください。
厚塗りにならないよう注意が必要ですよ。
また、ミストでなくあぶらとり紙でも可能ですが、水分を肌に補給してあげると全然もちが違います。
なので、ぜひこのひと手間を惜しまないでください。
お酒は人生を楽しくするものであるべき
お酒って、人生を楽しくしてくれる娯楽のはずですよね。それがあなたを苦しめる原因になるなんて、お酒好きの1人としてすごく残念です。
なので、私が上記でお伝えした方法の中であなたにピッタリの対処法が見つかる事を祈っています。みんなが楽しくお酒と付き合っていけるような情報をこれからも提供していきますので、よろしくお願いします。