こんばんは。
カナダでバーテンダーをしている山田です。
1つでも当てはまる方はぜひ続きを読んで下さい。
- 飲み過ぎて気が大きくなって余計な事を言っちゃった
- 次の日まで体にお酒が残って仕事/学校に行けない
- 合コンで勇気づけに飲んだら吐き気で終始トイレ
- 酔い過ぎて所かまわず吐いてしまった
お酒の席での失敗って、かなり後まで尾を引きますよね。
自分が覚えていないこともあったりするので、結構ホラーな事もあります。
かく言う私も沢山の黒歴史を所持しています。お酒が好きな人からはたいてい黒歴史の1つや2つは出てくるはずです。
笑い話で済めばいいですが、最悪、仕事や対人関係にヒビが入ってしまう事もあります。
そんな事態に陥らないためにも、自分のアルコール体質を理解してどんなお酒の飲み方が1番自分に合っているのか確認してみましょう。
こんな方におすすめ
- お酒で失敗しない方法を知りたい
- 自分のアルコール体質について知りたい
アルコール感受性遺伝子で分かる3つの体質

アルコール感受性テストで分かる3つの体質
まずアルコール体質ってなに?という方のために簡単に3つある体質を説明しましょう。
ポイント
- 活性型
- 低活性型
- 非活性型
この3つの体質は、生まれながらに持っている遺伝子によって決まります。
この遺伝子が体内でのアルコール分解酵素の働き方に影響を与えるため、お酒に弱い人や強い人といった違いが生まれるのです。
なので、まずは自分の体質を知りましょう。
あなた自身のアルコール体質を知ることで、あなたにピッタリのお酒の飲み方も理解でき、お酒で失敗しにくくなりますよ。
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活性型

活性型
この遺伝子を持つ人は、アルコール分解酵素が良く働きます。
当然、お酒に強い傾向があり、自他ともに認める酒豪が多いです。
遺伝子によるものなので、男性も女性も関係ありません。
日本人は、この活性型が全体の約50%にあたります。
ちなみに世界規模で見てみると、白人や黒人はほぼ100%活性型が多いです。
体系の違いももちろんありますが、やはり遺伝子レベルで飲める人達なんですね。
注意
もちろん、中には飲めない人もいますので見かけだけで判断するのは絶対にやめましょう。
低活性型

低活性型
この遺伝子を持つ人は中間タイプの体質で、飲めるけれど基本的にはお酒に弱いタイプとなります。
この体質の人が普段飲みなれていないのにお酒を飲むと、顔が赤くなりやすい傾向があります。
また、飲んで鍛えてお酒に強くなるのもこのタイプの人達です。
注意
いくら鍛えても、遺伝子は変わりません。なので、自分のもともとの体質はアルコールが消化しにくいのだという事を忘れないでください。
非活性型

非活性型
この遺伝子を持つ人はアルコール分解酵素が働きにくい、または働かないので全く飲めないタイプとなります。
この体質の人は少量飲んだだけで真っ赤になり、動悸やめまい、頭痛や吐き気などの二日酔い症状が出るので注意が必要です。
日本人の中では10%ほどがこのタイプの人なので、先ほどの低活性型と合わせると50%の人達はお酒に強くないというのが遺伝子レベルで証明されています。
お酒の失敗をしないための体質別おすすめの飲み方
遺伝子上で分かれている体質に乗っ取った「自分オリジナルのお酒との付き合い方」で、お酒の席で失敗する確立を下げていきましょう。
活性型
ポイント
- ペース配分に気を付ける
- チャンポンしない
- 肝臓を労わる
じゃんじゃん飲めてしまうので、ペース配分に十分気を付けて下さい。
このタイプの人は、余程のことがない限りベロベロに酔って道端で寝るなんて失態はないでしょう。
でも飲酒量が1番多いので、気が大きくなっての失言や、ついつい楽しくなりすぎての余計な一言が目立つ傾向があります。
それを予防するという意味でのペース配分です。気をつけてください。
もう1つ、お酒の種類を色々飲むチャンポンはやめた方がいいですね。
お酒はそれぞれの作られ方がユニークなので、お酒の原材料同士によっては相性が良くなく悪酔いする事があります。
また、いつも大量に飲まないと酔えないことも多いので、肝臓を労わるようなおつまみやサプリなどを日ごろから摂るようにしましょう。
低活性型
ポイント
- 遺伝子的にお酒の分解が遅いということを自覚しておく
- おつまみなどを必ず一緒に食べる
このタイプが1番黒歴史を作りやすいので、要注意です。
まず、遺伝子的にお酒の分解が遅い事を理解しておきましょうね。
先ほどもお伝えしましたが、このタイプの人は鍛える事で体がアルコールに慣れてくるのでお酒に強くなれます。
でも、体がアルコールに慣れているだけであって分解する速度は変わっていないので、自分の許容量を超えると一気にきます。
なので、自意識過剰にならず途中で水を飲んだりおつまみを食べるなど、身体がアルコールを緩やかに吸収または速やかに分解する手伝いを積極的にしましょう。
お酒に弱いと自覚している人は、注文するお酒も肝臓の働きを高めるクエン酸が多いシトラス系の飲み物にしたりと工夫してみてください。
酔いつぶれずに長い間お酒を楽しめるはずですよ。
非活性型
ポイント
- 飲めない人は飲めないとハッキリ言う
- どうしても飲みたい場合はアルコール度数の低いものを選択する
その場の雰囲気を壊したくないとかノリで飲めませんと言えないとか、そんな事を言ってる場合じゃありません。
最悪の場合、病院行きですよ。
どうしても言いにくかったら、医者に止められてますって言いなさい。というか、言ってください。
無理を絶対にしてはいけない体質なので、自分の事は自分で守ってくださいね。
どうしても飲みたい人は、お酒を飲む事前準備をしっかり行ってから度数の低いアルコールをかなり薄めてみてはいかがでしょうか?
もともと度数の低いビールとジンジャエールを混ぜたシャンディガフや、トマトジュースとビールのレッドアイ、コーラとビールのディーゼルなどが始めやすいのではないでしょうか。
この時に、居酒屋とかではソフトドリンクとビールを別々に注文してみませんか?
基本は1:1で作られるカクテルですが、居酒屋とかだと自分で混ぜた方がアルコール度数をコントロールできて安心だと思います。
それに、注文する時に悪目立ちしませんよね。

の方がウケがいいですしね。
バーとかだと、気軽にバーテンダーに言ってもらえば対応してくれる所多いはずですよ。
私ならするので、きっと他もしてくれるはず(笑)
体質別に気を付けておきたいアルコールリスク
アルコールを摂取する時点で、肝臓に負担をかけています。
なので全ての人に同等のリスクはありますよ。
活性型
ザルと表現されるようにお酒がじゃんじゃん飲めてしまうので、多量飲酒が常習化しやすいタイプです。
体内でのアルコール分解が早いことが理由ですが、度を過ぎてしまうとアルコール依存症のリスクが高まるタイプでもあります。
飲む時は量を決めたり、休肝日をもうけるなどして長く健全にお酒とお付き合いしましょう。
低活性型
要注意なのが、低活性型のタイプです。元々の体質がお酒に弱いのですが、鍛える事によってお酒に耐性がつき程よく飲めるようになります。
ただ、元々の体質が変化したわけではないので、アルコール分解速度が遅く毒素が体内に残りやすいので消化器系疾患にかかりやすい傾向があります。
非活性型
このタイプは体がアルコールを分解しにくい、またはできないので大量に許容量以上のアルコールが体内に入ると最悪の場合、急性アルコール中毒などを発症する恐れがあるので危険です。
無理は絶対にやめて下さい。
自分の体質を知って上手にお酒と付き合おう
自分の体質を知っているのと知らないのとでは、お酒との付き合い方や自分に合った飲み方などに雲泥の差がでてきます。
自分の遺伝子がどのタイプなのか気になった方は、オンラインで簡単に申し込める遺伝子検査を受けてみてはいかがでしょうか?
楽しく長くお酒と付き合うためにも、まずは自分の遺伝子タイプを知ってみるのも悪くない選択肢です。
